ミレニアムの女性たち 
PART 1(全12巻)・ PART 2(全7巻)

1992/28min/イタリア・イギリス
制作:Banyan Limited/BBC
プロデューサー:Bruce Paddington
ディレクター:Godfrey Reggio

様々な立場や状況にある世界各国の女性たち。このシリーズは、女性たちがおかれている現状や立ち向かうべき問題点を映し出したものです。講義やセミナー・講演会でも利用して頂きやすい内容となっております。

ミレニアムの女性たち  PART 1 (全12巻)

1995年に北京で開催された女性会議以降、女性と彼女たちを取り巻く環境は現在までにどのように変化したのか、あるいは以前のままなのか、32の番組を通して私たちに訴えかけます。テーマは大きく6つに、さらに各巻は12に分かれております。

女性と経済

第1巻 女性の社会進出(34 分)
フィジー
「先駆者たちの選択」
メキシコ
「いつも忙しい女たち」
ウクライナ
「社会体制の変化の中で−リュドミラの場合−」)
第2巻 女性・男性の働き方(31 分)
ドイツ
「女性と時間」
オランダ
「母国を離れての挑戦」
ポルトガル
「理想の家族をめざして」

女性と貧困

第3巻 貧困の女性化(20 分)
イングランド
「疎外された高齢者たち」
ブラジル
「大都市の片隅で−ガブリエラ・シルバの生き方−」

権力・意思決定における女性

第4巻 政治への参画(32 分)
ナイジェリア
「逆流を行く」
カリブ諸島
「トップの座にいる女性たち」
第5巻 平和をつくる女性たち(21 分)
アイルランド
「和解への道」
コ口ンビア
「未来は私たちの手で」

女性に対する暴力

第6巻 ドメスティック・バイオレンス(31 分)
南アフリカ
「逃げ場のない街」
スべインカ
「自分を取り戻すために」
スウェーデン
「2年の錠−国外退去を迫られるアミ−」
第7巻 伝統・文化と女性(46 分)
セネガル
「伝統にメスを」
インド
「母への手紙」
インドネシア
「お父さんが変わる日」
第8巻 売買される女性たち(40 分)
リトアニア
「闇マーケットの脅威」
ラトヴィア
「彼女たちの行方」
チェコ
「覚めない夢」

女性とメディア、女性の教育と訓練

第9巻 女性とメディア(29 分)
二ュージーランド
「ニューメディアを味方に」
オーストリア
「女はテレビ界を変える」
フランス
「女たちはどこに−ナターシャ・アンリのレポート−」
ブルガリア
「社会に新風を−男女機会均等法の可決を前に−」
第10巻 メディアの描く女性(29 分)
イタリア
「シンデレラ・シンドローム−メディアが描く女性の虚像とその実体−」
キューバ
「まず自分が変わろう−ジェンダー教育の必要性−」
第11巻 女性と教育(24 分)
エジプト
「女はこうして自立する」
モ口ッコ
「沈黙を破って」

女児、女性と環境

第12巻 女児・子どもの未来のために(34 分)
ドミニカ共和国
「街に出た工ンジェル−未成年と性産業−」
スコットランド
「十代の母親たち」
日本
「女性エコロジストの挑戦−自然と共生するノてラダイムを目指して−」
ミレニアムの女性たち  PART 2 (全7巻)


※全て日本語吹替

第1巻 キャリアを築く (31 分)
ナイジェリア
「べンツに乗る女たちキャリアと子育て女性たちは今」
チェコ
「キャリアと子育て」
ブラジル
「女性たちはいま」
第2巻 次世代のために (27 分)
フイリピン
「相互理解への道のり」
日本
「少子化対策ひとつの試み」
ラトビア
「若い世代の性教育」
第3巻 女性と健康 (27 分)
メキシコ
「私たちはひとりじゃない」
ケニア
「妻たちの選択」
南アフリカ
「母乳とミルク」
第4巻 環境を守る (25 分)
キューバ
「少女が語る環境論」
フィジー
「サンゴ礁を守る」
ボリビア
「手仕事に託す未来」
第5巻 差別と暴力 (40 分)
インド
「女の子はいらない」
イ夕リア
「死に至る愛」
ジャマイカ
「平和の名のもとに」
オーストリア
「苦難の時代」
第6巻 難民・移民として (26 分)
スペイン
「迎えられた女性労働」
アフガニスタン
「ホームレス」
フランス
「女性のための家」
第7巻 自立と自己選択 (30分)
二ユージーランド
「若き母親たち」
リトアニア
「自宅で産むという選択」
パキスタン
「少女ヒナ」



PART 2 監修のことば
[普通の女性たち」の後戻りしない姿をえがく−国広陽子く武蔵大学教授)

 21 世紀の幕開けはかならずしも明るいものではありませんでした。世界各地での「紛争」やそれを理由とした武力介入が減ることはなく、20 世紀後半にようや<確立したr 女性の人権の尊重J 、r 女性に対する暴力の廃絶」といった目標を前に、それに反する現実が次々 とつきつけられています。グ口ーバリゼーションの進行は一方で「民族」や「国家意講」を強調するナショナリズムの強化を伴っており、ジエンダー平等を求めて連帯してきた女性運動への攻撃も弱まりません。ノてラエティ化、娯楽化の著しい日本のテレビ画面には女性がたくさん登場しています。しかしその多くは消費文化の担い手‘あるいは事件や事故の被害者・犠牲者として、性的な興味の対象としてであって、現実に立ち向かうリアルな姿が描かれることはめったにありません。前シリーズに続く今回の作品群は、世界各地で単純ではない現実を前にしながら地に足をつけて歩み続ける「普通の女性たち」の後戻りしない姿を紹介しでいます。その姿は、現状を打開しようとする日本の男女を力づけるものです。

※国広陽子(くにひろ ようこ)ブ口フィール
1948 年生まれ。武蔵大学教授。NHK ディレクターを経て、1998 年より現職。専門は、社会学、女性学、メディア・コミュニケーション論。主な著書:『主婦とジェンダー』(尚学社)『都市環境と子育て』(動草書房)『女性間題キーワード111 』(陶ス出版)『女性学キーワード』(有斐閣)



● 制作:ユネスコ/環境テレビトラスト(TVE インターナショナル)
● 日本語版制作:環境テレビトラスト日本委員会(TVE ジャパン)
● 販売元:紀伊園屋書店